学校長挨拶

福岡県立宗像高等学校・福岡県立宗像中学校
校長 眞弓 豊企

学校長写真

ご挨拶

 新緑の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。日頃より宗像中学校・宗像高等学校の教育活動に対し、温かいご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
  令和7年4月に第26代宗像高等学校・第6代宗像中学校校長を拝命いたしました眞弓豊企と申します。私は平成7年度から平成23年度までの17年間、本校に奉職しており、今回が二度目の勤務となります。再びこの学び舎に戻り、同窓生の皆様にご挨拶できることは、この上ない喜びとともに大きな責任を感じております。
  校訓「質実剛健・自彊不息」は、飾らず誠実に、強靭な心身を養い、理想に向かってたゆまぬ努力を重ねよ、というこの精神は創立以来受け継がれ、学業と部活動を両立する“文武両道”の気風として今も校内に息づいております。運動部・文化部ともに県大会や全国大会で活躍する生徒が多数在籍し、鳳雛祭(文化祭)や体育祭でも、固い絆と旺盛な挑戦心に満ちています。
  本校は「地域や国際社会をリードする人材育成」をグランドデザインに掲げ、時代の変化に応じた教育を推進しています。近年力を注いでいるのが探究活動の充実です。生徒自ら課題を設定し、調査・協議・発表を重ねる過程で、主体性や創造力、課題解決力を養っています。こうした学びを通じて、生徒一人ひとりが「宗像から日本へ、そして、世界へ」と羽ばたいていけるよう、教職員一同、日々研鑽を重ねております。
  同窓会の皆様には、長年にわたり本校を力強く支えていただいていることに、改めて深い感謝を申し上げます。今後ともキャリア講演や交流の機会など、可能な範囲でお力添えを賜れれば幸いです。皆様の経験とネットワークは、在校生にとって何よりの羅針盤となります。
  今年10月には、宗像中学校開校10周年を記念する式典が挙行されます。中高一貫教育の歩みを振り返り、次の10年への展望を描く節目として、関係者一同、静かに喜びをかみしめているところです。 全職員で、この百余年にわたる伝統を堅守しつつ、新しい価値を創造する学校経営に邁進してまいります。多様な可能性を秘めた生徒が、自らの夢を描き、それを実現できる力を養えるよう、情熱と愛情をもって指導に当たって参ります。
  結びに、同窓会の皆様のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げるとともに、今後も変わらぬご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。伝統と革新が共鳴する学び舎として、皆様に一層誇りに思っていただける学校を築いてまいる所存です。